動画編集を始めたばかりの方にとって、Filmora(フィモーラ)の無料版は手軽に使える魅力的なツールです。
しかし、完成した動画をエクスポートすると、画面中央下部に「Wondershare Filmora」の透かしロゴが自動的に挿入される仕様となっています 。
「Filmora」の透かしは、導入を検討している方向けに使用感や動作環境など確認するための機能制限です。
Filmoraのロゴを消して、最大限に利用するためにはライセンスを購入する必要があります。
この記事では、Filmora無料版の透かしロゴの仕様や削除方法、注意点について詳しく解説しています。
- 無料版で書き出すと自動で「Wondershare Filmora」のロゴが入る
- 編集画面ではロゴが見えず、書き出して初めて気づく人が多い
- ロゴ入りの動画は商用利用やYouTube投稿には不向き
- ロゴを完全に消すには、有料ライセンスの購入が必須
- 「無料で使える=ロゴなし」と誤解しているユーザーが非常に多い
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Filmora無料版に挿入されるロゴ(透かし)はどんなもの?
Filmora(フィモーラ)は、直感的な操作性と豊富なテンプレートが魅力の動画編集ソフトです。
無料版を利用した場合、動画の書き出し時に透かし(ウォーターマーク)が自動的に挿入されるため実用的ではありません。
- Wondershare Filmoraの透かし
- Wondershare Filmoraで作成
Wondershare Filmora無料プラン
Filmoraのロゴが表示されたままでは、完成した動画をそのままYouTubeやSNS、商用目的で使用する際に、見栄えの悪さや著作権上の懸念から、信頼性が損なわれる可能性があります。
結論、有料版に課金するしか「ロゴを消す方法」はありません。
項目 | 無料版 | 有料版 |
---|---|---|
エフェクト・テンプレート数 | 制限あり | すべての素材が利用可能 |
書き出し画質 | 最大1080p | 最大4Kまで対応 |
オーディオライブラリ | 一部無料素材のみ | すべての素材が利用可能 |
AI機能 | 使用不可または回数制限 | フル機能で利用可能 |
アップデート対応 | アップデート可だが機能制限あり | 常に最新機能が使用可能 |
テクニカルサポート | 対応なし | ライセンス期間中 |
透かしロゴ | あり | 無し |
Filmora無料版の動画に入るロゴの位置・デザイン
Filmora無料版で書き出した動画には、「Wondershare Filmora」という文字の透かしロゴが自動で入ります。

画面の中央下部あたりに横長で表示されます。(バージョンにより若干の変化あり)
無料版のFilmoraは、購入前に動作や操作感を確認できるよう提供されている試用目的のバージョンだと考えられます。

無料版のFilmoraでは、透かしが画面中央に大きく表示されるため、実用性に乏しいのが難点です。
透かしロゴはいつ、どこに追加されるのか?
Filmoraのロゴは、編集画面上では表示されず、動画のエクスポート(書き出し)時に自動的に追加されます。
編集中に「ロゴが見えないからこのままいける!」と思って書き出すと、完成動画に透かしが入っていて初めて気付く、というケースが非常に多いです。
また、2025年時点でのFilmora最新バージョンでも、無料体験中でもロゴは強制的に挿入される仕様は変わっていません。
ロゴを完全に消すには有料プランのライセンス認証が必要です。
無料で完全版が使えると御認識してしまう
Filmoraを初めて使う人の中には、「無料ダウンロード=無料でロゴなし動画が作れる」と思ってしまう方が非常に多く見られます。


Filmoraの公式ページを確認すると「無料ダウンロード」や「今すぐ無料体験」などの表記がされていることから「Filmoraの完全版が利用できる」と思い込んでしまいます。
Wondershareの無料版に関する表記がわかりにくい点も、ユーザーにとっては問題だと感じられます。
とはいえ、クレームをつけたからといって無料で有料版を使えるわけではありません。
無料版の使用感に納得できたのであれば、有料版への課金を検討してみるのも良いでしょう。
- 「無料トライアルならロゴなしで使えると思っていた」
- 「無料版で書き出してからロゴに気付いたが、編集はもう済んでいた」
「無料版で作成した動画でも、同じIDで有料プランに課金すれば、透かし(ウォーターマーク)なしでFilmoraを利用できます。
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Filmora無料版のロゴを消す方法 有料版への切り替え
Filmoraの無料版では、書き出した動画に「Wondershare Filmora」の透かしロゴが自動的に挿入されます。
このロゴを完全に削除するには、Filmoraの有料ライセンスを購入し、正規の手順でライセンス認証を行う必要があります。
「永久ライセンス」を購入すれば、追加料金なしで今後も透かしなしの状態でFilmoraを継続して利用できます。
Filmoraを有料版にアップグレードする方法(年額/買い切り)
Filmoraの有料版は、無料版で使用しているIDでライセンスを購入することで、そのまま有料ライセンスへ切り替えることができます。
- Filmora公式サイトへアクセス
- 「購入する」からライセンスを選択
- 支払い情報を入力
ライセンスの購入が完了すると透かしなしでFilmoraを利用できます。
※Mac版とWindows版は別ライセンスとなるため、購入時はOSの確認を忘れずに。
ライセンス認証してもロゴが消えない時のチェックポイント
「有料ライセンスを買ったのにロゴが消えない!」という声も多く見られますが、以下のような基本的な確認ミスが原因となっているケースが大半です。
- ライセンスを購入したアカウントでログインする
- Filmoraを再起動する
- 最新バージョンかの確認
ライセンスを購入したのに透かしが消えない場合は、別のアカウントでFilmoraにログインしている可能性があります。
複数アカウントを作成した場合、ログイン情報を確認しましょう。
永久ライセンスと年間ライセンスの違い・注意点
Filmoraの有料プランには、「年間サブスクリプション」と「永久ライセンス(買い切り)」の2種類があります。
さらに、年間サブスクリプションには「ベーシック年間プラン」と「アドバンス年間プラン」の2つのプランが用意されています。
ベーシック年間プラン | アドバンス年間プラン | 永久ライセンス | |
---|---|---|---|
料金 | 7,980円/年 | 8,980円/年 | 9,980円/年 |
契約期間 | 1年間 | 1年間 | 無制限 |
バージョンアップ | 全てに対応 | 全てに対応 | マイナーVer.Upのみ対応 |
クラウドストレージ | 1GB | 10GB | 1GB |
AIクレジット | 1000AIクレジット/月 | 1000AIクレジット |
年間プランでは「Filmora 13 → Filmora 14」といったすべてのメジャーアップデートに対応していますが、永久ライセンスは不具合修正などのマイナーアップデートのみが対象となります。
また、年間プランの中でも、毎月1,000AIクレジットが付与される「アドバンス年間プラン」がおすすめです。
いずれのプランでも、有料ライセンスに移行することで動画に表示される透かし(ウォーターマーク)は自動的に消えます。
セール・クーポンを使ってお得に購入する方法
Wondershareでは、年末や新生活応援、ブラックフライデーなど、季節ごとのキャンペーンを定期的に開催しており、割引率が20%以上になることもあります。
Wondershareでは値引率に変動はあるものの、年間を通じて何らかのセールが実施されている印象です。
また、Wondershareの会員登録を行い、「購入する」を選択したまま放置すると、10%以上のクーポンが発行されることもあります。
セールとクーポンを併用することで、年間プランをおよそ7,000円程度で購入することが可能です。
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お金をかけずにロゴを消したい人向け
- できればお金をかけたくない
- 数回しか使わないから有料ライセンスはもったいない
そんな人に向けて、Filmora無料版で挿入されるロゴを回避または隠す方法を紹介します。



オススメはできません。
ただし、これらの方法はあくまで応急処置や自己責任の範囲であり、著作権やソフトの利用規約に反する行為を含む可能性もあります。
特に商用利用・公開を考えている場合は、有料ライセンスの導入が推奨されます。
ウォーターマーク除去ソフトの利用(非合法)
インターネット上には、AIや編集技術を使って動画や画像のウォーターマーク(透かし)を削除できるソフトが存在します。
しかし、こうした方法は法的なリスクを伴う場合があるうえ、完全に透かしを除去するには結局課金が必要になるケースがほとんどです。
そのため、正規にFilmoraに課金して使う方が安心で、気持ちよく動画編集に取り組めます。
- HitPaw Watermark Remover
- Apowersoft Watermark Remover
- iMyFone MarkGo
ウォーターマークを削除するアプリの中には、Filmoraで一度エクスポートした動画を再加工して透かしを消すといった手間のかかる工程が必要なものもあります。
こうした方法は画質が劣化したり、時間も無駄になるため、まったくおすすめできません。
ロゴなしの無料動画編集ソフトを使う(代替ツール紹介)
そもそも、ロゴが入らない無料動画編集ソフトを使うという選択肢もあります。
ソフト名 | 特徴 |
---|---|
Clipchamp | Windows11標準搭載。 初心者向けで直感的、高度な編集不向き。 |
DaVinci Resolve | 高機能・高画質で完全無料。PC性能はやや必要。難易度高い |
CapCut(PC/スマホ) | TikTok向けなどSNS動画に最適。ロゴなしで無料利用可。 |
DaVinci Resolveは、映画制作でも使われるほど高機能な動画編集ソフトですが、操作が複雑で習得に時間がかかるのが難点です。
特に初心者の場合、最初の1本を完成させるまでにかなりの時間を要することがあります。
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ロゴ削除の違法性・商用利用時の注意点
「Filmora無料版のロゴをどうにかして消したい」と考えるユーザーは多い一方で、利用規約や著作権の観点から注意すべきポイントを見落としているケースも少なくありません。
SNSやYouTubeなど、誰でも気軽に動画を公開できる時代だからこそ、ロゴ削除に関するグレーな行為や明確な違反行為を事前に理解しておくことが重要です。
無料版でロゴを削除する行為は規約違反になる?
結論から言うと、無料版で挿入されたFilmoraのロゴを、ソフトの機能以外の手段で消す行為はWondershareの利用規約違反に該当する可能性があります。
- ウォーターマーク除去ソフトを使用してロゴを削除する
- マスクやクロップで強引にロゴ部分を覆い隠す
- 動画の再生画面を録画して「ロゴなし動画」を作成する
これらは、ライセンス未取得状態でのコンテンツ改変とみなされる可能性があり、著作権侵害やアカウント停止といったリスクが発生します。
無料版は試用目的に限られており、商用・公開用途での使用は認められていません。透かしを含む動画の無断加工・編集は禁止されています。
「バレなければいい」という考えで安易にロゴを消すのは避けましょう。
YouTubeなどで使ってもバレない?リスク解説
「Filmoraのロゴ付きでもYouTubeに投稿して大丈夫?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
しかしこれはFilmoraの利用規約に違反する可能性があるうえ、視聴者に「この人は無料ソフトで作ったのかな?」と不信感を与えてしまうリスクもあります。
- 動画が削除される
- 広告収益の対象外にされる
- Wondershare側から警告や削除申請が届く
長期的に見れば、1万円の出費を惜しんで収益化や信頼性を失うリスクを抱えるよりも、有料プランに課金してFilmoraの機能をフルに活用する方が圧倒的にコストパフォーマンスが高いといえます。
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よくある質問(Q&A)
Filmoraを初めて使う方、無料版を使い始めた方がよく疑問に思うポイントをQ&A形式でまとめました。
ロゴの仕様や有料プランの選び方、商用利用の可否など、事前に知っておくと安心です。
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【まとめ】Filmoraのロゴを消すには「有料版」が時間短縮
Filmoraに限らず体験版のソフトはは動作確認のために機能制限がついて提供されています。
エクスポートして「Filmora」の透かしに不満を感じている方は、動画編集が完了したことなります。
私自身、FilmoraのほかにDaVinci ResolveやPremiere Pro、CapCutなども使ってきましたが、短時間でクオリティの高い動画編集を仕上げられるソフトとしては、Filmoraが圧倒的に使いやすいと感じています。
Filmoraの永久ライセンスは約9,000円ほどですが、それでずっと使えることを考えると、コストパフォーマンスは非常に高いです。
まずは無料版で操作性や仕上がりの品質をしっかり確認し、その上で有料プランに移行すれば、「買って失敗した」と感じることはないでしょう。
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